英語を学ぶ中で、「名詞や形容詞を動詞として使いたい」と思ったことはありませんか?
前にenについて紹介しましたが、今回はもっと深掘りしていきたいと思います!
たとえば「modern(現代の)」から「modernize(近代化する)」のように、接尾辞(suffix)や接頭辞(prefix)を使って動詞化するのは、英語ではよく見られる語形成のひとつです。
この記事では、英語の動詞化に使われる代表的な接辞や、ゼロ派生(zero derivation)について、例とともにわかりやすく解説します。
よく使われる接尾辞(Suffix)
1. -ize / -ise(イギリス英語)
- 意味:〜化する、〜の状態にする
- 例:
・real → realize(現実にする)
・modern → modernize(近代化する)
・terror → terrorize(恐怖に陥れる)
📝 ポイント:
- 名詞や形容詞に付けて、「変化・行動・状態」を表す。
- アメリカ英語では「-ize」、イギリス英語では「-ise」も使われる。
2. -en
- 意味:〜にする、〜の状態に変える(特に物理的・感覚的な変化)
- 例:
・wide → widen(広げる)
・deep → deepen(深くする)
・strength → strengthen(強くする)
📝 ポイント:
- 主に形容詞や名詞から動詞を作り、「物理的・感覚的な変化」を表す。
- ゲルマン語系の語に多い。
3. -ify / -efy
- 意味:〜にする、〜化する
- 例:
・simple → simplify(単純化する)
・beauty → beautify(美しくする)
・liquid → liquefy(液体にする)
📝 ポイント:
- ラテン語由来の単語でよく使われる。
- 語幹によって「-ify」と「-efy」が使い分けられる。
よく使われる接頭辞(Prefix)
1. en- / em-
- 意味:〜にする、〜させる
- 例:
・large → enlarge(大きくする)
・rich → enrich(豊かにする)
・bold → embolden(大胆にさせる)
📝 ポイント:
- 名詞や形容詞の前につけて、「状態にする」「影響を与える」という意味の動詞を作る。
- em- は b/p/m で始まる語の前で使われることが多い(発音の都合)。
⚠️ 接辞なしで動詞化する「ゼロ派生(Zero Derivation)」
英語では、接尾辞や接頭辞をつけずに形を変えずに品詞を変える(ゼロ派生)ことも多くあります。
- 例:
・Google (n.) → to Google (v.)(ググる)
・email (n.) → to email (v.)(メールする)
・name (n.) → to name (v.)(名前をつける)
📝 ポイント:
- IT用語や新しい動詞に多く、日常会話やビジネス英語でも頻出。
- 英語は品詞変換がしやすい言語であることが特徴。
まとめ表|英語の動詞化 接辞早見表
| 接辞 | 品詞変換 | 意味・ニュアンス | 例 |
| -ize/-ise | 名詞・形容詞 → 動詞 | ~化する、状態にする | modernize, terrorize |
| -en | 名詞・形容詞 → 動詞 | ~にする(物理的・感覚的な変化) | strengthen, darken |
| -ify/-efy | 名詞・形容詞 → 動詞 | ~にする、美化・単純化など | simplify, beautify |
| en-/em- | 名詞・形容詞→ 動詞 | ~にする、影響を与える | enrich, embolden |
| ゼロ派生 | 名詞 → 動詞 | 品詞だけを変える(形はそのまま) | email, name, Google |
選び方のヒント
- 語源の違い
・ラテン語系:-ize, -ify を使いやすい
・ゲルマン語系:-en が多い - 意味のニュアンス
・-en:物理的・感覚的な変化に特化(例:harden, lengthen)
・-ize, -ify:抽象的・概念的な変化(例:globalize, diversify)
まとめ
英語では、接尾辞(-ize, -en, -ify)や接頭辞(en-/em-)を使って名詞や形容詞を動詞化するのが一般的です。
また、ゼロ派生のように形を変えずに動詞として使うパターンも多く、柔軟に語彙を増やせるのが英語の魅力です。
英単語を覚えるときには、「動詞化するとどうなるか?」という視点を持つことで、語彙力をより実用的に広げることができますよ。

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