英単語は「意味が多すぎて覚えにくい」と感じていませんか?
英語学習をしていると、
- patient = 我慢強い / 患者
- interest = 興味 / 利子
のように、同じ単語なのに意味がまったく違うものに出会います。
しかし、これは英語がいい加減なのではありません。
むしろ非常に論理的なのです。
その仕組みを、まず patient から見ていきましょう。
patient はなぜ「我慢強い」と「患者」なのか?
💡語源がすべての出発点
patient はラテン語
pati(耐える・苦しむ)
から来ています。
この「耐える」という意味が、2つの方向に分かれました。
① 形容詞:patient(我慢強い)
- 不快なことや困難を耐えられる性格
- She is patient with children.
👉 語源の「耐える」がそのまま性格表現になっています。
② 名詞:patient(患者)
- 病気や治療を受けて耐えている人
- The patient is recovering well.
👉 昔の意味は
「苦しみを受ける人」でした。
ポイント
patient は
❌「別々の意味」
⭕ 「耐える」という1つの概念の派生
interest はなぜ「興味」と「利子」になるのか?
次に、多くの学習者が混乱する interest です。
💡interest の語源
interest はラテン語由来で、
- inter(間に)
- esse(ある)
👉 直訳すると
「間にあるもの」「関係していること」
interest の中心イメージ
自分と何かの間に入り込み、関係を持つこと
これがすべての意味の核です。
① interest = 興味
- 物事が自分の心に「入り込む」
- 注意や関心が向く状態
例:
- I have an interest in music.
- This topic interests me.
👉 「好き」というより
👉 関係を持っている状態が本質です。
② interest = 利子
一見、最も不思議に見える意味です。
しかし考え方は同じです。
- お金を貸す
- 貸し手と借り手の間に金銭的関係が生まれる
- その関係から生じる対価
→ interest(利子)
例:
- The bank pays interest on savings.
- I pay interest on the loan.
👉 利子 = 関係性から生まれる利益
patient と interest に共通する英語の考え方
| 単語 | 中心イメージ | 意味の分岐 |
| patient | 耐える | 性格/立場 |
| interest | 関係する | 感情/金融 |
英語は
「抽象的な核」→「分野ごとの意味展開」
という構造を持っています。
日本人学習者が混乱しやすい理由
日本語では
- 患者 → 医療
- 我慢強い → 性格
- 興味 → 感情
- 利子 → 金融
と分野が完全に分かれています。
一方、英語は
👉 概念ベースで単語が成長する言語。
丸暗記をやめる覚え方
英単語はこう覚えてください。
❌ patient = 我慢強い / 患者
⭕ patient = 耐える
❌ interest = 興味 / 利子
⭕ interest = 関係性・関与
意味は「増えるもの」であって、「別物」ではありません。
💡まとめ
- 英単語の多義性には必ず理由がある
- 語源と中心イメージを押さえると、暗記量が激減する
- patient と interest は、英語の本質を理解する最高の例
英単語が「点」ではなく「線」でつながり始めたら、
英語は一気に理解しやすくなります。
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