term はなぜ意味がバラバラに見えるのか?
term を辞書で引くと、こう出てきます。
- term = 期間
- term = 用語
- term = 条件
さらに
- school term
- technical term
- terms and conditions
「共通点が見えない」
そう感じるのは自然です。
しかし term も明確な中心イメージを持つ多義語です。
📚term の語源
term はラテン語
terminus(境界・終点・区切り)
が語源です。
👉 原義は
ここまで、という区切り・限界
ここがすべての意味の出発点になります。
term の中心イメージ
区切られた範囲・境界がはっきりしたもの
term は
「無限・あいまい」ではなく、
明確に区切られたものを指します。
① term = 期間
最も基本的な意味です。
- This contract is for a one-year term.
(この契約期間は1年です) - The school term starts in April.
(学期は4月に始まる)
👉
期間とは
始まりと終わりが決まった時間の区切り
→ term(期間)
② term = 用語
次に「用語」という意味です。
- This is a technical term.
(これは専門用語です) - What does this term mean?
(この用語はどういう意味ですか)
👉
用語とは
意味の範囲が明確に区切られた言葉
→ term(用語)
③ term = 条件(契約・合意)
ビジネス・法律で頻出の意味です。
- We agreed to the terms of the contract.
(契約条件に同意しました) - Terms and conditions apply.
👉
条件とは
守るべき範囲・ルールの境界線
→ term(条件)
terms and conditions の本質
よく見る表現ですが、意味を分解するとこうなります。
- terms:区切られた条件の集合
- conditions:その条件が適用される状況
👉
「どこまでOKで、どこからNGか」を定めた境界ルール
ここでも term = 境界・区切り です。
term は抽象化レベルが高い単語
term は以下の流れで意味が広がっています。
- 空間・時間の境界(期間)
- 意味の境界(用語)
- 行動の境界(条件)
👉
「何かを区切る」という1点から抽象化されています。
日本人が混乱しやすい理由
日本語では
- 期間
- 用語
- 条件
が完全に別の単語です。
一方、英語は
👉 「境界・区切り」という抽象概念でまとめる言語
そのため term は
「意味が多い」のではなく、
使い道が広い単語なのです。
丸暗記をやめる覚え方
term はこう覚えてください。
❌ term = 期間 / 用語 / 条件
⭕ term = 区切られた範囲・境界
- 時間の区切り → 期間
- 意味の区切り → 用語
- ルールの区切り → 条件
まとめ
- term の語源は「境界・終点」
- 中心イメージは「区切り」
- 期間・用語・条件はすべて同じ発想
- 契約・ビジネス・学術分野で必須の単語
term を理解できると、
英語の抽象語が一気に読みやすくなります。
コメント