figure はなぜ意味がバラバラに見えるのか?
英語を学んでいると、figure という単語にこんな印象を持ちませんか?
- figure = 数字
- figure = 人物
- figure = 理解する
さらに
- a historical figure
- sales figures
- I can’t figure it out
「共通点がまったく見えない」
そう感じるのは自然です。
しかし figure も、1つの明確な中心イメージから意味が広がった単語です。
📚figure の語源
figure はラテン語
figura(形・姿・輪郭)
が語源です。
👉 原義は
目に見える形・はっきりした輪郭
ここがすべての意味の出発点になります。
figure の中心イメージ
形として捉えられるもの/輪郭がはっきりしたもの
figure は、「ぼんやりしたもの」ではなく、
形として認識できるものを指します。
① figure = 数字
最もよく使われる意味の一つです。
- Sales figures increased this year.
(今年は売上数字が増えた) - Check the figures again.
(数字をもう一度確認して)
👉
数字は
情報を形として可視化したもの
→ figure(数値)
② figure = 人物
次に「人物」という意味です。
- He is a famous historical figure.
(彼は有名な歴史上の人物だ) - A key figure in the project
(プロジェクトの重要人物)
👉
人物とは
集団や歴史の中で輪郭がはっきりした存在
→ figure(人物)
③ figure out = 理解する
ここが日本人学習者にとって最大の難所です。
- I can’t figure it out.
(理解できない)
なぜ「形」が「理解する」になるのでしょうか?
I can’t figure it out の正体
figure out の本質はこれです。
頭の中で形を作れない
- 情報がバラバラ
- 輪郭が見えない
- 全体像がつかめない
👉
理解できる =
頭の中で「形として把握できた」状態
だから
- I figured it out.
=「形が見えた」= 理解できた
抽象化のプロセスが見える単語
figure は、
- 物理的な形(姿・輪郭)
- 数値・人物(具体的な形)
- 思考・理解(頭の中の形)
という流れで、
具体 → 抽象へと意味が拡張しています。
これは英語に非常によくある思考パターンです。
日本人が混乱しやすい理由
日本語では
- 数字
- 人物
- 理解する
が完全に別の単語です。
しかし英語は
👉 「形として捉えられるかどうか」
という抽象概念で単語がまとまっています。
丸暗記をやめる覚え方
figure はこう覚えてください。
❌ figure = 数字 / 人物 / 理解する
⭕ figure = 形・輪郭として捉える
- 数字 → 情報の形
- 人物 → 存在の輪郭
- 理解 → 思考の形ができる
まとめ
- figure の中心は「形・輪郭」
- 数字も人物も「見える形」
- figure out = 頭の中で形が完成すること
- 英語は具体から抽象へ意味が広がる言語
figure を理解できると、
「英語で考える感覚」が一段クリアになります。
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