explain はなぜ第4文型を取れないのか?
英語学習者から非常によく出る疑問があります。
- I gave him an explanation.(第4文型)
- I explained the plan to him.(第3文型)
どちらも「彼に説明した」という意味なのに、
なぜ explain は I explained him the plan の形を取れないのか?
これは多くの日本人学習者が「不思議」と感じるポイントです。
結論:理由は「意味」ではなく「動詞の型」
まず大切な結論です。
explain が第4文型を取れない理由は、
「人を必要としないから」ではありません。
実際、説明には必ず「誰に」が必要です。
問題はそこではなく、英語では動詞ごとに取れる構文が決まっているという点にあります。
give は「モノの移動」を表す動詞
give の本質的な意味は、
AからBへ何かを渡す(transfer)
です。
- I gave him an explanation.
この文では、
- explanation(モノ)が
- 私 → 彼 に移動しています
このように「人に何かを与える」動詞は、
英語では第4文型(SVOO)を取りやすいという特徴があります。
explain は「行為」を表す動詞
一方、explain はどうでしょうか。
- I explained the plan to him.
ここで中心にあるのは、
- 「説明」という行為そのもの
explain は、
- モノを渡す動詞ではなく
- 行為・プロセスを表す動詞
そのため英語では、
- 内容(the plan)
- 相手(to him)
を前置詞で分けて表現します。
👉 これが explain が第3文型しか取れない理由です。
「誰に」が重要でも第4文型になるとは限らない
よくある誤解は、
「人が重要なら第4文型になる」
という考え方です。
しかし英語では、
- 人が重要かどうか
ではなく - 動詞が人を直接目的語に取れる設計か
が重視されます。
そのため、
- ❌ I explained him the plan.
- ⭕ I explained the plan to him.
となるのです。
give an explanation が explain の代役になる理由
興味深いのは次の点です。
- I gave him an explanation.
- I explained it to him.
意味はほぼ同じです。
英語では、
- explain 自体は第4文型を取れない
- でも give+名詞 にすれば第4文型にできる
つまり、
explain は構文的に不器用
give は構文的に万能
という役割分担が行われています。
日本語発想が通じない典型例
日本語では、
- 彼に説明した
が自然なので、
- explain him
と言いたくなります。
しかし英語は、
- 「意味が通じるか」ではなく
- 動詞ごとの文型ルール
で判断します。
ここが日本語話者にとって最大の壁です。
まとめ
- explain が第4文型を取れないのは不思議ではない
- 理由は「人が不要」だからではない
- 英語では文型は意味より動詞の性格で決まる
- 第4文型は「モノの移動」を表す動詞が得意
この視点を持つと、
explain / describe / mention / introduce などの使い分けも一気に理解しやすくなります。
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